転職の際に職務経歴書と並んで必須の書類が、言わずもがな、履歴書です。
さすがに履歴書の書き方で悩んでいる人はいないか、いたとしてもかなり少数派だとは思います。
しかし、そんな履歴書にも注意すべきポイントはあるのです。
この記事では履歴書を書く時のポイントを、アラフォー世代になってから2度の転職を果たし、2度目の転職では年収100万円アップを達成した私がお伝えします。
手書きでなくてよい。プリンタを使おう。
まずお伝えしたいのは、手書きでなくてよい、ということです。
今はそんな時代ではない
私たちアラフォー世代は、履歴書を手書きするのが当然と思っているのではないでしょうか。
少なくとも、私たち世代が新卒として就職活動をした頃は、履歴書は手書きするのが当たり前でした。
ボールペンで書くので、一度間違えばやり直し。軽いミスの時には、どうにかして誤魔化せないか考えたものです。
しかし、今はそんな時代ではありません。
手書きを要求してくるような会社があったら、むしろこちらからお断りです。
私が1回目の転職活動をしていた時期(およそ10年前)には手書きを指定してくる企業が確か数社あったと記憶していますが、2回目の活動時期(2、3年前)では1社もありませんでした。
実際問題として、2回の転職活動中、履歴書を持参した数にして数10社分の履歴書を手書きするのは手間がかかり過ぎます。
しかも転職活動は基本、在職しながら行うのでなおさらです。
1日の仕事が終わった後の疲れた頭で履歴書を書くのは苦痛そのものです。休みの日はそれはそれであまりやりたくありませんし。
履歴書はプリンタで印刷しよう
ではどうするかと言うと、簡単です。プリンタで印刷するのです。
フォーマットは転職サイトからダウンロードできるので活用しましょう。
大抵の場合ファイル形式はWordですが、マイクロソフトのOfficeを持っていなくても大丈夫です。
私はOfficeは値段が高いので、互換ソフトで作成していました。
互換ソフトでもWordの「doc/docx」形式で保存できるので心配ありません。
それに転職サイトへの登録、転職エージェントへの提出などは、PDFファイルで行えばいいのです。
最初に一通りWord互換ソフトで履歴書を作成しておいて、必要になったら日付など一部をカスタマイズした上で印刷すれば手間はかかりません。
証明写真は、印刷ではなくプリントアウトした履歴書に貼り付けます。
自由記入欄に魂を込めよう
2つ目のポイントは、自由記入欄についてです。
履歴書は決まりきったフォーマットで、学歴・職歴、免許・資格、趣味程度しか記入することがありません。
なので履歴書で自己アピールすることは難しいですが、だからこそ、自由記入欄を活用することをお勧めします。
自由記入欄は履歴書の右下に配置されていることが多いです。ない場合は自分でフォーマットを修正して作りましょう。
自由記入欄という名称でなく、志望動機といった欄だったりする場合もありますが、それでも構いません。
企業ごとに変更する箇所は、前述した日付とこの自由記入欄くらいです。
企業が募集している人材に合わせて、自分を最大限アピールすることを書きましょう。
少しでも他の応募者に差を付けるために、自由記入欄に魂を込めるのです。
私の例で言うと、自分の経歴に合致する業種/職種の場合は意気込みを書く欄として使用し、合致しない業種/職種の場合はなんとか合致する部分をひねり出して、それをアピールする場所として活用していました。
希望する業種、職種が今までの経歴とあまり合致する部分がないと、人事担当者が見た時点で弾かれてしまうと考えたからです。
人事担当者の時点で弾かれてしまうと、その先にいる募集部署の管理職に見てもらえません。
なので基本的に人事担当者が見てわかるように記載します。
学歴や職歴、職務経歴書を見てあまり募集人材と合わないなあ、と思われても、自由記入欄の書き込みでちょっと話を聞いてみようかと思うかもしれません。
もちろん影響しない場合も多々あるでしょう。しかし、少しでも可能性を高める努力を怠るべきではないと考えます。
証明写真にはお金をかけよう
3つ目のポイントは、証明写真です。
ボックスで撮ってもいいのですが、できればプロに証明写真を撮ってもらいましょう。
履歴書の写真から受ける印象が第一印象を大きく左右するので、少なくともマイナスにならないようにしたいもの。
ボックスで撮るとどうしても安上がり感、やっつけ感が出てしまうので、避けるのが無難です。
プロに撮ってもらっても、費用は2,000~3,000円程度です。これくらいのお金は迷わず出したいですね。
そしてどうせ撮ってもらうなら、データをもらって焼き増しできるところにしましょう。(今時はフィルムではなくデータでもらいます)
転職活動を始めた当初は、意外と早く終わるのではないかと期待しがちで、証明写真の枚数もそんなに要らないのではと思ったりします。
しかし、そう上手くはいかないのが世の常。焼き増しは想定しておくのが吉です。
まとめ
以上、履歴書を書く時のポイントについて記載しました。
- ・手書きでなくてよい。プリンタを使おう
- ・自由記入欄に魂を込めよう
- ・証明写真にはお金をかけよう
この記事がアラフォー世代の転職活動に少しでも役立つことを願っています。