現状を変えたいと思い、いざ転職をしようと心に決めても、アラフォー世代の転職は難しいものです。
なかなかうまく行かずに心が折れそうになることも多いはず。
私も何度も心折れそうになりながら活動していたのでわかります。
なので、心が折れてしまわないように、あらかじめどんなことでくじけそうになるかを想定しておくことを推奨します。
ここでは、実際にアラフォー世代になってから2回の転職に成功し、2回目の転職では100万円の年収アップを果たした私から心構えをお伝えします。
転職活動中につまづきそうなことを頭に入れておくことで、転職成功の確率アップにつながればと思います。
転職活動に必要な心構え
心構えとしてお伝えしたいことは下記です。
- 長期化を覚悟する
- 自由な時間を削られることを覚悟する
- 相応の出費を覚悟する
長期化を覚悟する
1つ目は長期化を覚悟する、です。
アラフォー世代の転職は、長期化すると考えてもらって間違いないです。
アラフォー世代ともなれば、各々の職種でそれなりのスキルが身についているかも知れませんが、それが応募先の企業で求められているとは限りません。
たとえ同業種、同職種であってもです。
中途採用の募集をかける理由はその企業、その部署、そのグループそれぞれの事情によるもので、こちらからその事情を推し量ることは困難なのです。
若い世代なら教育して成長を期待することを見込んで採用につながるケースも十分あり得ます。
しかし、アラフォー世代ではその可能性は低くなります。即戦力が求められるからです。
したがって、応募先の企業が求めるスキル、人物像とあなたの持つスキル、人物像が一致していないと採用につながりません。
これは私の例ですが、30代後半に転職活動した時には3年間に約100社に応募して、やっと内定までこぎつけました。
さらに、40代半ばに転職活動した時には2年間で約80社に応募して、やっと採用までたどり着いたという感じでした。
みんながみんな、このように長期化するとは限りませんが、それなりの覚悟を持って臨まないと心が折れてしまうというのは容易に想像つくと思います。
自由な時間を削られることを覚悟する
2つ目は自由な時間を削られることを覚悟する、です。
転職活動は下記のような時間を必要とします。
- ・応募する企業の選定、業界研究にかける時間
- ・応募書類の作成にかける時間
- ・筆記試験の対策にかける時間
- ・面接の対策にかける時間
どうでしょうか。これらを基本的には、現在勤めている会社に在職しながら実行する必要があります。
さらっと書きましたが、基本的に転職は在職しながら活動することをお勧めします。
よほどの事情、つまり精神的に病むぐらいのところまで来ているとか、そういうレベルでない限りは在職しながらの方がよいでしょう。
応募する企業の選定、業界研究にかける時間
転職サイト、転職エージェントから紹介されるリストから応募する企業を選定するにあたり、次のようなことが考えられます。
- ・募集要項を読み込む
- ・HPを確認する
- ・その企業の業界内の位置を確認する
- ・業界自体の動向を調べる
このように1つの企業に応募するにも相応の時間がかかるのです。
応募書類の作成にかける時間
応募書類は一度作成して終わりではありません。
履歴書の自由記入欄を応募先に合わせて書き直す、職務経歴書のアピールポイントを見直すなどのブラッシュアップを企業ごとに行う必要があります。（別途詳述します）
上記したように、アラフォー転職では応募先の企業が求めるスキル、人物像とあなたの持つスキル、人物像が一致していないと採用につながりません。
あなたの人物像をある程度応募先企業に寄せる、スキルの提示の仕方を変えるなどの工夫をして、少しでも選考通過の確率を上げる必要があります。
これら応募書類のブラッシュアップをするにはその企業のことをよく知る必要があり、そのためにも前述した企業・業界研究をやっておく必要がある、ということになります。
筆記試験の対策にかける時間
筆記試験対策は言うまでもないと思います。
アラフォー世代ともなれば、筆記試験から相当遠ざかっているのではないでしょうか。
私も30代後半で活動した時はまだしも、40代半ばになってから活動を開始した時、最初に受けた筆記試験はボロボロでした。
それで落ちましたTT
しかも、筆記試験の種類は複数存在し、応募先がどの試験を採用しているかは事前にわからないことがほとんどです。
応募先に筆記試験があるとわかってから対策を始めるでは遅いので、あらかじめ複数の筆記試験の対策をやっておく必要があります。（これも別途詳述します）
当ブログでは基本、在職しながらの転職活動をお勧めしています。
平日には通常勤務しながらとなると、筆記試験の対策問題集を3～5冊程度終わらせるには、1日2日で済まないのは容易に想像つくでしょう。
面接対策にかける時間
面接って緊張しますよね。人と話すのが得意な人でも、自分の人生を左右するような場で緊張するな、と言う方が無理な話ではないでしょうか。
そんなところでは、普段の実力を発揮できないと考えておく方が普通です。
私も面接というか、自己アピールが非常に苦手なタイプなので苦労しました。
思い返せば1回目の転職活動の面接で、普段ならあり得ないミスをしてしまったことがあります。
このようなことを避けるためにも、時間をかけて準備しておかないといけません。
想定問答集を作り、
パソコンに向かって一人で練習し、
あるいはエージェントに面接のダメ出しをしてもらう。
面接対策は転職活動における最重要ポイントですから、時間をかけるのは必然と言えます。
相応の出費を覚悟する
3つ目は相応の出費を覚悟する、です。
転職活動を始めてみると、意外と費用がかかることに気づきます。
企業・業界研究用の書籍を購入したり、筆記試験の問題集を買ったり、あるいは遠方に面接に行くのにかかる交通費であったり。
私は東京から兵庫県まで面接を受けに行ったことがあります。
しかも、開始時間が午前中だったので前泊する必要に迫られ、宿泊費もかかりました。
これだけで数万円吹っ飛びます。
さすがに毎回ではないですし極端な例ですが、何も成果が出ない中でじわじわと出費し続けるのは、なかなかキツいものがあるのは理解いただけると思います。
まとめ
以上、アラフォー転職の心構えを書いてきましたが、なかなかにハードルが高いなあと感じたのではないでしょうか。
そうです。大変です、アラフォー転職は。
それを乗り越えて初めて転職を成功させることができるのです。
一緒に頑張っていきましょう。
